Windows Live メール 同一アドレスの複数アカウント利用時の注意点
- 2015/08/18
- 17:28
パソコンお助け隊サービス、本日最後のご利用者は商店を営む事業者さんでした。
Windows Live メール を業務で利用している方も少なくありません。他にフリーで利用できるメーラーとしてはサンダーバードもありますが、奄美大島ではサンダーバード利用者は少ないようです。
一つのメールアドレスで一つのアカウントを利用する形態なら、Windows Live メールで問題はありませんが、電子商取引やネットショップを複数運営している場合、同一アドレスで複数のアカウントを設定しなければならないことがあります。
例として、下記のようなケースが多々があります。
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aaa@bbb.cccというメールアドレスを利用している。
受診メール設定はaaa@bbb.cccを設定したい。
けれども、
自社サイトでは、送信メール設定は、自社のもの(aaa@bbb.ccc)に設定したい。
大手ショッピングモールに出店しているネットショップでは、送信メール設定は大手モールのアドレスを使用したい。
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WindowsLiveメールでは、同一メールアドレスでも複数のアカウントを作成できますので、上記の問題には対応できますが、注意点があります。
WindowsLiveメールでは、アカウント作成時に、必ず受信(POP3)メール設定をしなければならないため、受信メールのコピーをサーバに残した場合、各アカウントに、同一のメールが2通届くようになります。
これを解決するには、受信メールのコピーをサーバに残さない設定をアカウントごとに行うか、送信メール単独で設定できるようなメーラー(メールソフト)を利用するか、いずれかを選ぶことになります。受信メールをメッセージルールで振り分けている場合、より複雑になります。
実際、注文数が多いネットショップでは、これらの機能を実装した、多機能データベース機能付きの業務メーラーを利用することがほとんどでしょう。
弊社では、メール応対の多いネットショップへは、受注管理ソフト「おてがる通販」をオススメしています。使い方によっては廉価な業務用メーラも重宝するでしょう。
実店舗をお持ちの事業者様が、店頭業務をしながらネットショップを運営される場合、効率的な時間の使い方を心がけてください。ネット受注の場合、支払方法別に受注処理を進める、入金確認を定時にのみ行う、まとまった時間をもうけて伝票作成に専念するなど、ちょっとした工夫でずいぶん楽になるものです。
昔も今もの、限られた人数でネット通販を行う場合の鉄則は、「 電話応対を減らして、メール応対を増やす。 」に尽きると思います。

最後までお読みいただいて有難うございました。